はじめまして。
ご覧いただきありがとうございます。
漢方薬好き管理人ケロ太です。
漢方薬
はまりこんだら奥が深~い漢方薬の世界。
薬を勉強するうち薬草・漢方沼にはまり、よんこまマンガ描きました。
日本の長い歴史の中で、漢方薬は日本人に合うように変化して来ました。
市販の漢方薬は第2類に分類されており、数種類の薬草から作られています。
薬草たちが助け合い、相乗効果で役割を発揮します。
また西洋薬が痛みや熱などの病を治療するのに対し、漢方薬は服(の)む人の全体症状や体質をとらえ、お薬を決めます。
ふしぎな薬草(薬用植物)・漢方薬のよもやま話を聞いていただければ幸いです。
※お薬を購入するときは医師・薬剤師・登録販売者に相談しましょう。
大陸から伝来
神農本草経と神農さん 名古屋・大阪・東京
神農本草経(しんのうほんぞうきょう)は古代中国の医学書のうちのひとつです。
2~3世紀ころに書かれたといわれますが、実際には誰が書いたのか定かではない中国最古の薬物学書物。
いちどバラバラになったそうですが、その後まとめられて現在まで伝わっています。
1年の日数と同じ、365種類の薬草を分類した薬草の本で、
上品(上薬):120種 古来の考え方で連用が可能で体力を増す。
中品(中薬):120種 同様に 必要に応じて上品とともに使う。
下品(下薬):125種 同様に 長期連用は不可能。 に分類。
ただあくまでも古来の考え方で分類されたもので、現代薬学とは一致していないことをご了解ください。
内藤記念くすりの博物館(名古屋)様のHPに、なるほど納得!の記述がありますので引用させていただきます。
「平成21年6月1日より施行された改正薬事法で、医薬品は副作用などによる健康被害の生じるリスクに応じて、第一類・第二類・第三類の3つに分けられ、最も注意が必要な第一類医薬品だけは薬剤師がいる店舗でしか購入できないという規則になりました。すでにこれとよく似た分類が、約2000年前の薬物書で使用の際の危険度に応じて薬物が分類されていたということに驚かされます。」
内藤記念くすり博物館 HPより引用
https://www.eisai.co.jp/museum/index.html
ところで神農さんは数千年前の中国の神様で、本名は神農炎帝。
身近な薬草の良し悪しを、自分の身体を使って実験したツワモノです。
そこでその神様の名が医学書につけられた・・・ということです。
大阪・道修町の少彦名神社に少彦名様といっしょに祀られ、日本医薬総鎮守として信仰され親しまれています。
https://www.sinnosan.jp/
東京都内では文京区の湯島聖堂の奥の奥に神農さんが祀られていますが、ふだんは参拝できず、
11月23日の神農祭だけにお参りできるとのことです。
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