こんにちは。ケロ太です。
漢方についてもう少し調べてみました~。
病人を診る
「漢方」という言葉が使われるのは日本だけ。始まりは江戸時代だそうです。
中国では「中医」または「中医学」と言われます。
中国医学は飛鳥時代に大陸から伝わりましたが、薬の処方も長い歴史の中で、日本人の身体に合うように工夫されて来ました。
西洋医学が病気を診るのに対し東洋医学は病人を診ると言われます。
漢方は患者さんひとりひとりの治療を大切にして、お医者さんとのふれ合いも大事にする医学です。
※お薬を購入するときは医師・薬剤師・登録販売者に相談しましょう。
同じ病でも・・・
ショウ キケツスイ
証は その時の患者さんにあらわれている病状で、
陽証か陰証か、 虚証か実証か などを診て体質が判断され、治療方法やお薬の処方が決まります。
気 血 水(キ ケツ スイ)は、からだを構成する要素。
気は人が活動する際に必要なエネルギー。血は身体に栄養を運び気落ちを安定させたりする役割。
水は人の体内にある血以外の様々な水分。
この3要素が不足したり、体内に停滞し流れが悪くなると不調を感じます。
性格同様 体質が違うのは当然で、同じ人でも年齢、環境その他イロイロな要素・要因で体質は変化します。
人の体質変化に合わせて処方を決めていくのが漢方なんです。
同じ病名でも処方薬が違ったり、その逆に同じ薬が違う病に使われることからも、患者に寄り添ってくれる医学だな~と感じます。
ただし漢方薬に使われる薬草にも、続けると副作用の出るものもあります。
はじめて服用する方やご自分の体質がわからない方は、まずは漢方に詳しいお医者様に相談しましょうネ。
~追伸~
未病の考え方を含めた漢方について、
富山大学の難波恒雄先生の著作「漢方・生薬の謎を探る」より抜粋させていただきます。
「未病医学は・・・現実に現れている病、すなわち既病を治すばかりではなく、病気にならないように体質を補強し、免疫力をつけ、病気の発生を予防し、健康を保つことを理想としています。…中略…
漢方は人間の体全体を眺めて治療を行い、病人の歪んだ身体のバランスを調整し、正しく保つことを根本理念としているわけです。」
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