※このブログには、小物店・ラトビックの情報・宣伝が含まれています。
当店には六色の帽子を持ったトムテが棲んでいます。
トムテは、北欧の各家庭に棲み、幸せを運んでくれる北欧の妖精。
とても小さいために、普段住人は見ることができません。
家の人が悪さをして腹を立てたトムテはチョイとコワく、その人をおしおきすることもあります。
ニルスの不思議な旅の主人公は、いたずらが過ぎてトムテによって小さくされました。
(そのおかげでガチョウに乗ってスウェーデンの旅ができましたが・・・)
普段トムテが着ている服の色は赤い帽子にグレーの服。
何十年か前にスウェーデンで初めて彼らに会い、赤い帽子のトムテを連れ帰りました。
名前は、モンウィです。
そのうちに、ほかの色の帽子をまとったトムテも見たくなり、
6色の帽子のトムテを、アトリエにたのみ込んで製作してもらいました。
以来6色のトムテは当店の人気者となり、お客様にかわいがっていただいています。
赤い帽子のトムテ
臙脂色(えんじいろ)と紅色(べにいろ)を足して割ったような色合いです。
スウェーデンで作られたのに、和の色名(もとは中国から来た)がぴったり来ます。
洋の色で近い色はないか?と調べたら、カーディナルとクリムスンが一番近かったです。
しかしこの洋の色は、臙脂色と同じ昆虫の分泌液から採られるとのことで、
結局、和洋共に同じルーツの色なのでした。
偶然にも当店のご近所の早稲田大学は、臙脂色がスクールカラー。
地元では、昭和20年代はえび茶色と、けっこう泥臭く呼んでいたようです。
この由来は、明治38年(1905年)に早大野球部が、日本初の海外遠征をおこなった際に新調されたユニフォームの色が臙脂だったからだとか。
野球部をコーチしたシカゴ大学のスクールカラーだったそうです。
キーホルダー、タオル、ユニフォーム・・・様々なところで、臙脂色が使われています。
赤は・・・
力、情熱、自信、生命力、エネルギー、喜び、幸せ、などを象徴します。
日本では太陽の色、火の色のイメージがある赤。
「赤」という漢字は、大いに燃える火の色を表わしているそうです。
また神社の鳥居に象徴されるように、魔よけの色としても使われていますが、
元気の出ない時に赤い色を見たり、身に付けたりすると、上向きになれるかもしれません。
ファーストフード店は、赤い色をテーマカラーに使っているお店も多いとか。
2024年11月~
下記ネットショップで、数日に1色ずつ掲載いたします。
まずは赤い帽子のトムテをご覧ください。